お庭の管理(個人邸)

剪定

定期的なお手入れと樹種ごとの特性に応じた剪定がポイントです。

剪定
定期的なお手入れを

樹形をつくり、維持していくためには定期的な手入れが必要です。

定期的な管理を怠ると、樹形が乱れ、植木やお庭の価値が下がるばかりでなく、風通しや日当たりが悪くなり、枯枝の増加や病害虫の発生の原因ともなります。

一度樹形が崩れた植木を作り直すには、余分な時間と費用がかかります。

剪定
樹種ごとの特性に応じた剪定を

花木の開花特性を知ることは管理上大切なことです。

花木は剪定時期を誤ると、花芽を落としてしまい、花が咲かなくなるので、注意が必要です。

消毒

早期発見・早期防除 病害を正しく診断し、症状に合わせた薬剤で対処します。

消毒

薬剤散布

チャドクガ

チャドクガ

うどんこ病

うどんこ病

早期発見・早期防除が一番

その病害が何であるか正しく診断し、症状にあわせた薬剤で対処します。薬剤は種類が多く、病害虫の種類、樹種や季節に応じて適切なものを選択します。また、薬剤は決められた処方で使用しなければいけません。

主な殺虫剤

スミチオン乳剤、ディプテレックス乳剤、トレボン乳剤、樹幹注入剤(松枯れ防止用殺虫剤)

主な害虫

チャドクガ

ツバキやサザンカなどに発生します。幼虫の体には無数の毒毛があり、触れるとかぶれるので注意しましょう。

イラガ
カシなどに発生します。幼虫には刺毛があり、触れると激しい痛みを感じます。

 

よく見られる病害

うどんこ病

葉の表面が白いうどん粉をふりかけたような状態になります。対策としては、日当りや風通しをよくし、発生初期にトリフルミゾール水和剤(殺菌剤)を散布するとよいでしょう。

すす病
枝や葉、幹が黒いすすの様なもので覆われた状態になります。アブラムシやカイガラムシなどの排泄物を栄養にして繁殖しますので、これらの害虫の発生を抑えることがすす病対策となります。また、剪定により、日当りや風通しをよくするとよいでしょう。

施肥

肥料の3要素、窒素(N)・リン酸(P)・カリ(K)を樹木の状態に合わせ適切に施し、樹木を健全に成長させましょう。

寒肥
寒肥

冬季(1〜2月)、樹木の成長停止期に、春の芽吹きに備える力を蓄えるために施す肥料。油粕などの緩効性有機質肥料が適しています。

お礼肥
お礼肥

開花後や果実の収穫後に、疲れた樹木の養分を補うために施す肥料。樹勢の回復を図り、翌年の花つきや実つきをよくします。速効性肥料が適しています。

芝生の造成・管理

芝生を造成する際、日当りや水はけをよくして、住んでいる地域にあった種類の芝生を選びましょう。綺麗な芝生を維持するには、定期的な芝刈り作業が大切です。

主な芝の種類には以下のようなものがあります。

【日本芝】 野芝、高麗芝 [特徴]夏緑型 冬季に地上部が枯れ休眠する

【西洋芝】 バニューダグラス類(ティフトンなど)、ベントグラス類、ブルーグラス類、ライグラス類

芝刈り
芝刈り

ゴルフ場やサッカー場のような綺麗な芝生を維持するには大変な手間がかかります。定期的に除草や芝刈りをしましょう。

目土かけ
目土かけ

目土かけにより、地表面の凹凸をなくし、露出した地下茎を保護し、新しい芽や根の発生を促します。肥料や土壌改良剤を混合することで、芝生表層の状態を改善することができます。

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